北見地区消防組合消防本部では2月14日(火)、オホーツク管内消防長会(山田敏文会長:北見地区消防組合消防長)主催により消防庁舎講堂において、管内で火災調査を担当する職員を対象とした研修会を実施しました。
当日は、総務省消防庁消防大学校 消防研究センター火災災害調査部 原因調査室の森岡伸嘉章主任調査官を講師に迎え、管内より参加した30名の職員に対して、前半は電気的要因と思慮される火災の鑑識要領と見分のポイントについての座学講義を、後半は実際に電気トラブルが要因で焼損した製品を使用した鑑識の実技研修を行いました。
近年、電化製品の複雑多様化やベテラン職員の退職に伴う実務精通者の減少により、調査業務に携わる職員の負担や困難性が増加しており、不安を抱えながら火災調査業務を行っている現状において、受講者からは、書籍などでは得られない調査のコツや調査技術の指導により「どのようなメカニズムで発火に至るかを具体的に学ぶことができ、大変貴重な経験となりました。今後の業務に積極的に活かしていきたいです」と好評をいただく研修会となりました。