北後志消防組合積丹支署(播磨誠支署長)は11月19日(火)、消防庁舎周辺で大規模災害時の救助技術向上、各所属との広域連携強化を図ることを目的として救助訓練を実施しました。
北後志消防組合(余市、積丹、古平、仁木、赤井川)45名の職員が参加し、北海道消防学校特別教育「大規模災害捜索救助課程」を修了した職員2名が指導にあたりました。
この訓練は、災害時に倒壊した建物などから要救助者を救出するために必要なブリーチング(コンクリート破壊)を、公益財団法人B&G財団防災拠点事業で配備されたエンジンカッター、削岩機、ハンマードリル、鉄筋カッターなどを活用し、資器材の取り扱いやブリーチング実施手順について確認しました。
また、訓練後には意見交換を行い、それぞれの知識と技術を共有しました。
訓練企画者は、「訓練に必要な廃材について、町内外の土木業者様から提供があったからこそ訓練を実現できたことに感謝申し上げたい。今後も、発生が懸念される大規模災害を想定した救助訓練を企画実施し、地域住民からの信頼と期待に応えるため、また、隊員の受傷事故を絶対に起こさないよう技術の向上に努めたい。」と述べていました。