令和7年8月6日(水)、札幌市清田区にあるJSSスイミングスクール清田で「着衣水泳訓練」を実施しました。
この訓練は、夏休みに入り水辺で遊ぶ機会が増えるこの時期、万が一水の事故に遭遇したときに、自分や仲間の身を守るための知識・技術を身に着けることを目的としています。JSSスイミングスクール清田の協力のもと、札幌清田区少年消防クラブ協議会が主催しているもので、今年で17回目を迎えました。
水の事故に遭ったとき、助かるためのキーワードは「UITEMATE(ウイテマテ)=浮いて待て」。2011年の東日本大震災から世界的に推奨されている、水の事故で助かる手段です。事故に遭った直後は、恐怖心も強くパニックになりがちですが、手足をバタつかせず、鼻と口だけを出して浮いて待つことで、助かる確率が上がります。
コーチから、浮いて待つことの大切さを学んだクラブ員たちは、「浮いて待つ=背浮き」の訓練に励み、空のペットボトルやランドセルを浮き具として活用する方法も経験しました。また、クラブ員たちは、服を着たまま水に入ったことで、濡れた服は重く、想像以上にとても動きづらくなってしまうことも訓練の中で体感しました。
訓練終了後は、水の事故に遭うことそのものを防ぐためにも、コーチとクラブ員で「子どもだけで海や川などに行かないこと」を強く約束しました。